以前紹介した西尾維新・著の刀語の二巻目です。


刀語 第二話 斬刀・鈍/西尾 維新
¥1,155

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1話目が正直微妙だったのであまり期待していなかったのですが、確実に面白くなってきてます。

冒頭に出てくる特徴がありすぎるキャラの真の退場理由には、さすがに吹いた。

電車のなかで爆笑するところでした。←ちなみにこの場合「爆笑」は誤用です。

他にもとがめが七花のキャラの薄さを指摘したり、無理やりキャラ付けしようとする場面は秀逸。

ここらはさすがに西尾維新といった感じ。


決着部分での「後ろに守るものがあるやつは強い」という少年マンガの王道的流れはグッときます。

ただマンネリ化した王道過ぎる展開ではなく一ひねりあるのがさすがだと感じました。


ライトベル的な名台詞を紹介。


「そう不機嫌そうな顔すんなよ、とがめ」

「不機嫌そうな顔などしておらんもん!」

「もん?」

「あ、いや……不機嫌そうな顔などしておらんわ!」


やっぱりギャップがあるとキャラの幅が広がる感じがします。

今回、七花はキャラも深まったしいいキャラになってきた思う。

とがめはキャラ的には面白いけど、奇策師の能力的にはまだまだのよーな。

そこらは次巻以降に期待します。


オススメ度は☆☆☆☆

この感からグッと面白くなってきました。

ただ、ページ数に対して値段が高いのがマイナスポイントです。

これからも面白くなっていきそうなシリーズです。